bhagavad gita 1章 43節44節
初めの祈り
om namo bhagavate vasudevaya
(ヴァスデーヴァの息子、ヴァーステヴァ、ヴァガーヴァーンに心から敬意を表する)
【1-43】
utsanna-kula-dharmanam manusyanam janardana
nareke niyatam vaso bhavatity anususruma
(ジャナールダナよ。家の伝統を破壊した者達は、地獄に落ち、永い間、苦しむことになると、私は権威ある人々から聞いています)
【1-44】
aho bata mahat-papam kartum vayam
yad rajya-sukha-lobhena hantum svajanam udayatah
(ああ、私達は今、何という大罪を犯そうとしているのか。王侯の栄華を欲するあまり、血縁の人々を殺そうとしているのです)
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ヴェーダの教えに逸れ、自己都合な生き方をしたその結果は悲惨なものになる。そしてこれがこの世界の法則でもある。二元相対の行為の中でも三種類の行為の質があり、その質の度合に応じて結果が異なる。
(B.G14-18) urddhvam gacchanti sttva-stha madhye tisthanti rajasah
jaghanya-guna-vrtti-stha adho gacchanti tamasah
(徳性の中にいる人々は次第に天界の惑星に上がり、激性の中にいる人々はこの地上(地球)に留まり、無知性の人々は忌まわしい下位の地獄のような惑星へ落ちていく)
アルジュナがこれまで述べてきたことは自分本位の考え方ではなく、ちゃんとした権威者から聞いたことに基づいている、、ということをここでクリシュナに伝えている。知識とは伝統的な正しい師弟継承の権威者から聞くことで得られるということ。そして、クリシュナのことをジャナールダナ(人類の保護者)と呼び、人類が保護を求める場所を教えてくれている。
もし権威者から正しい教えを聞かず、保護所を間違えるなら、肉体を離れたあとは悲惨な場所(地獄)で苦しむことになる。
私達は社会に出たら自分で学び、経験したものが全てで正しいと思いがちだがそれは危ない。経験から得たものは間違いでは無い。だがそれが絶対に正しいとは限らない。つまり、万人に当てはまるかと問われたら、、それは違う。
以前お伝えしたが、生命体は4つの欠点を持っており、絶対に正しい物差しを残念ながら持ち合わせていない。その生命体が正しい知識を得る方法は「シュルティ(権威者から聞く)」しかなく、それがヴェーダであるともお伝えした通り。それ以外の生き方は大なり小なり罪を生み出しながら生きているということ。
だから「正しい知識=自己の経験」ではない。どんなに年齢を重ねても私達は絶対に道標が無いと堕落してしまう。その結果が地獄へ行くと書かれている。そして地獄的な状況は生きているうちでもやってくる。人間性を見失えばいともたやすくそれはやってくる。だから人類の取扱説明書を学ぶ必要性が理解できる。
人としての正しい知識を持つことは未来を完全に明るくすることである。何故なら人類の唯一の保護所を知るからである。そしてこれがヴァルナーシュラマがある理由。ヴァルナーシュラマの重要性も理解できる。
もしヴァルナーシュラマにそれるならば、自己利益、、自分さえ良ければ良い。という軸で生きざるを得ない。それはここでは人間としての正気を失う行為である、と伝えられており、その結末は、現代に語り継がれるおぞましい歴史が証拠だ。その歴史に行われた結果の負債を私達は引き継ぎ、その影響を受けながら負債を消化して(生きて)いるのだ。
アルジュナも自分の親戚縁者同士が殺し合うなど、人間の正気の沙汰ではないと思っている。そして、自己はバクタ(献身者)であるから、このようなシチュエーションが来るなど思っても居なかった。
クリシュナよ!あなたは全人類の保護所ではないのですか?!なぜ、人類が望んでいないようなことを与えるのか!と、嘆きとともに知性を失ってしまっている。。
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この内容全てジャヤーナンダ師より与えられた経典の叡智から得たものです。 師の本には更に多くの教えがあり、それを学ぶことができます。
バクティヨーガ叡智が凝縮されたジャヤーナンダ・ダーサー師 解説本
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ヨガインストラクター:
Prema Yogini d.d(プレーマ・ヨギーニー)
心の健康=幸せとは何なのかを求めヨガに出逢う。
ヨーガが現代に必要な教えを与えている事に気付き学び始める。
ジャヤーナンダ師を師事。
現在もその師の元バクティヨーガの純粋な教えを学んでいる。
バクティヨーガは完全な幸せを知る唯一の方法であり、それはセンチメンタルではなく、完全な科学です。
この世界の科学は便利さという幸せに近いことは追求できますが、本当の幸せを追求することとはまた違います。
バクティヨーガとはこの世界や宇宙がどのように構成、運営されているのか、生命体はどのような構成なのか、それを全て説いた上で、幸せとはなんなのかを私たちに寄り添うよう伝えてくれています。
完全な幸せは優しさや愛情という形でどの生命体(魂)の中にも存在し、それで満たされた本来の姿を知り、味わってもらえたら、、とバクティヨーガの叡智を伝えたく、このYoga Premaを立ち上げる。現在は東京都墨田区押上、宮城県涌谷町/仙台にてヨーガを伝えている。
資格
ギーター・プラチャーリカ/ シュリーマド・バーガヴァタム/ インド政府公認ヨガ資格/ ホットヨガ指導資格/ FTPマットピラティスベーシック/ 全米アライアンスRYT200/ アチュータゴッドラ・ゴーディヤヴァイシュナヴァ パランパラー
ヨーガを学び指導し始め16年、yoga ziyuuを自身で立ち上げ6年継続後、一旦休止。Yoga Premaとして活動を再開。
現在は東京、宮城、他県にて経典はもちろん、経典の教えがアーサナの中にあることも伝えアーサナのクラスも行い、ヨーガの真理を伝えることに従事、尽力している。