bhagavad gita 1章 45節46節(1章最終)
初めの祈り
om namo bhagavate vasudevaya
(ヴァスデーヴァの息子、ヴァーステヴァ、ヴァガーヴァーンに心から敬意を表する)
【1-45】
yadi mam apratikaram asastram sastra-panayah
dharatarastra rane hanyus tan me ksemataram bhaved
(武器をたずさえた、ドリタラーシュトラの息子達が、無防備で無抵抗の私を殺したとしても、その方が、ずっと吉兆なことのように私には思えるのです)
【1-46】
sanjaya uvaca-
avan uktvarjunah sankhye rathopastha upavisat
visrjya sa-saram capam soka-samvigana-manasah
(サンジャヤは言った。アルジュナはこのように言うと、悲しみのあまり、弓矢を投げ捨て、戦車の床に座り込みました)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
嘆きとともに知性を失ってしまったアルジュナは、もし、相手に攻撃されても何もしないで立っていようと決め込んでしまった。クシャトリヤは戦う気のない者に対して攻撃はしないという、慈悲深い作法があり、戦いに参加することにはならないと思い、アルジュナは周りがどんなに戦いに熱中していても自分は立っているだけと決めこんだ。
アルジュナはとても敬虔な人物であり、とても心優しい。
この社会でも他人のこと、会社のことを考えすぎて鬱になったり、関わっている人のことを考える余り、ストレスになってしまう時がある。優しさをもっている生命体は皆悩む。調和が取れずに、そのコミュニティから離れてしまう。それはアルジュナのように優しい質を持っているとも言える。
アルジュナは偉大な献身者の(バクティ)ヨギーであると断言されている。アルジュナはこれから真理をクリシュナより与えられ、完全に二元相対から抜けでる。それはアルジュナと同じような質を持っている生命体もまたそのようになれるということでもある。
生命体は真理を忘れてしまっている為、その優しさの方向性が歪んでしまっている。優しさに限らず、喜怒哀楽の方向が全て歪んでしまっている。その為に、余りにも苦しい状態になると全てを投げ出そうとしてしまう。無気力になったり、精神的なものに支障をきたしてしまう。
ギーターはこの生命体が苦しむサイクルから引き上げてくれる。
悲しみのあまり、最後に座り込んでしまったアルジュナのように、、その状況に絶望しかないと思っていても、ギーターは必ずすくい上げてくれる。
アルジュナのような質をもっている生命体はアルジュナと同じように精神の目を開くために、全てが準備されている。精神性を知ることは生命体にとって最高の幸福を教えてくれる。それは一見苦しみとしか思えない中にある。
その中に精神性を見出した時、何も苦しみは無いということに気が付く。歪んだ感情は純粋になり、 そしてクリシュナが人類の(幸福の)保護所だと疑いなく知る。。
〜1章 終〜
次節元気になりたい!!時になぜヨーガのポーズがススメられるのか
前節bhagavad gita バガヴァッド・ギーター1章43節44節
この内容全てジャヤーナンダ師より与えられた経典の叡智から得たものです。 師の本には更に多くの教えがあり、それを学ぶことができます。
バクティヨーガ叡智が凝縮されたジャヤーナンダ・ダーサー師 解説本
SNSでこの記事のシェアをお願致します!
ヨガインストラクター:
Prema Yogini d.d(プレーマ・ヨギーニー)
心の健康=幸せとは何なのかを求めヨガに出逢う。
ヨーガが現代に必要な教えを与えている事に気付き学び始める。
ジャヤーナンダ師を師事。
現在もその師の元バクティヨーガの純粋な教えを学んでいる。
バクティヨーガは完全な幸せを知る唯一の方法であり、それはセンチメンタルではなく、完全な科学です。
この世界の科学は便利さという幸せに近いことは追求できますが、本当の幸せを追求することとはまた違います。
バクティヨーガとはこの世界や宇宙がどのように構成、運営されているのか、生命体はどのような構成なのか、それを全て説いた上で、幸せとはなんなのかを私たちに寄り添うよう伝えてくれています。
完全な幸せは優しさや愛情という形でどの生命体(魂)の中にも存在し、それで満たされた本来の姿を知り、味わってもらえたら、、とバクティヨーガの叡智を伝えたく、このYoga Premaを立ち上げる。現在は東京都墨田区押上、宮城県涌谷町/仙台にてヨーガを伝えている。
資格
ギーター・プラチャーリカ/ シュリーマド・バーガヴァタム/ インド政府公認ヨガ資格/ ホットヨガ指導資格/ FTPマットピラティスベーシック/ 全米アライアンスRYT200/ アチュータゴッドラ・ゴーディヤヴァイシュナヴァ パランパラー
ヨーガを学び指導し始め16年、yoga ziyuuを自身で立ち上げ6年継続後、一旦休止。Yoga Premaとして活動を再開。
現在は東京、宮城、他県にて経典はもちろん、経典の教えがアーサナの中にあることも伝えアーサナのクラスも行い、ヨーガの真理を伝えることに従事、尽力している。