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bhagavad gita 1章 41節42節

初めの祈り

om namo bhagavate vasudevaya

(ヴァスデーヴァの息子、ヴァーステヴァ、ヴァガーヴァーンに心から敬意を表する)


【1-41】

sankaro narakayaiva kura-ghnanam kulasya ca

patanti pitoro hy esam lupta-pindodaka-kriyah

(望まれぬ子孫が増えたならば、家族も家庭の破壊者も地獄の苦しみを経験します。祖先も供物の水や食物を受けられず、浮かばなくなるでしょう)

【1-42】

dosair etaih kula-ghnanam varna-sankara-karakaih

utsadyante jati-dharmah kula-dharmas ca savatah

(王朝の破壊者たちの悪行によって望ましくない子孫が増え、社会階級(ヴァルナーシュラマ)における義務も、家の伝統を維持する活動も、惨めに踏み荒らされることでしょう)

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人は生まれた瞬間からに6つの恩義があるといわれている。その中のひとつに「先祖」への恩義がある。現代は自分(今世)が全てだという思いを助長する傾向なので、先祖供養の大切さを学ぶことなどめっきり減ってしまっている。

私達がこの肉体を得る為には物質的に生み出される必要がある。それが親(家族)である。親が居なければ今ここにこの肉体をもって存在することはできない。そして親はまたその親が居なければ存在していない、、というように、先祖が居なければこの世界に今どうして自己が存在しているのか、、。

生命体はその意味を知る幸運さを失ってしまっている。だから今が全てであると、意識の無いレベルで認識してしまっている。感謝を捧げること、、この行為が生命体に与えられた幸福ということを忘れている。それにより、多くの人が苦しまなくて良いことで苦しんでいる。

その先祖をずっと遡り遡り、遡っていくと、皆同じところから生まれていると知ることができる。それがバガヴァーン、クリシュナである。根源の親、クリシュナに捧げるのであれば、先祖全てが満たされる。それが本当の先祖供養であり、そしてあらゆる恩恵が与えられる。それは会社(のトップ)が儲かっていれば従業員全員にその恩恵(慈悲)が与えられるということと似ている。

アルジュナはビシュヌ(バガヴァーン)であるクリシュナに、捧げ物をするという生命体の義務を知らない人が増えるなら恩恵(慈悲)は得られず、この世界は堕落した者が増え、それによって皆苦しむことになる。それは先祖も同じである。と心配している。

ラーダクンダ

生まれたこと自体が先祖の恩恵であり、それを理解できないということは全く知性がない。その先祖(21代)さえも満足させる方法がヴィシュヌを満足させること。そうしたら自動的にその下は自己も含め恩恵(慈悲)が流れる。もし誰かを救いたいと思うのならば、この世界に居る者は勿論、居ない者にもその恩恵が与えられる。

それは生まれた時から責任がある6つの恩義を一気に全て完全に返すということ。。

もし堕落した生命体が増えるなら、ヴァルナーシュラマは崩壊、世界は不幸になる、、とここでもアルジュナは言っている。6つの義務を超えて存在するもの、それが「サナータナダルマ(生命体の永遠の義務)」である。それは生命体が真実の幸福だけを味わえるようにと願い生み出されたもの。

ヴァルナーシュラマはその「サナータナダルマ」のもとに生み出されたものであり、これが崩壊するということは幸せの道はないということと同じである。

恐怖という無知に覆われたアルジュナは尽きることのない不安に飲み込まれ自ら幸せの道を閉じてしまっている。遣るべき仕事や役割を理由を付けてやることができない時、それは幸せというもの履き違えている。それは自ら不幸という苦しみを生み出す。

そしてその行為は生命体の唯一であり最高の幸福を味わえる義務、サナータナダルマの道を自ら放棄してしまっているのだ。

シッダ

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この内容全てジャヤーナンダ師より与えられた経典の叡智から得たものです。 師の本には更に多くの教えがあり、それを学ぶことができます。

バクティヨーガ叡智が凝縮されたジャヤーナンダ・ダーサー師 解説本

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ヨガインストラクター:
Prema Yogini d.d(プレーマ・ヨギーニー)

心の健康=幸せとは何なのかを求めヨガに出逢う。

ヨーガが現代に必要な教えを与えている事に気付き学び始める。

ジャヤーナンダ師を師事。

現在もその師の元バクティヨーガの純粋な教えを学んでいる。

バクティヨーガは完全な幸せを知る唯一の方法であり、それはセンチメンタルではなく、完全な科学です。

この世界の科学は便利さという幸せに近いことは追求できますが、本当の幸せを追求することとはまた違います。

バクティヨーガとはこの世界や宇宙がどのように構成、運営されているのか、生命体はどのような構成なのか、それを全て説いた上で、幸せとはなんなのかを私たちに寄り添うよう伝えてくれています。

完全な幸せは優しさや愛情という形でどの生命体(魂)の中にも存在し、それで満たされた本来の姿を知り、味わってもらえたら、、とバクティヨーガの叡智を伝えたく、このYoga Premaを立ち上げる。現在は東京都墨田区押上、宮城県涌谷町/仙台にてヨーガを伝えている。

資格

ギーター・プラチャーリカ/ シュリーマド・バーガヴァタム/ インド政府公認ヨガ資格/ ホットヨガ指導資格/ FTPマットピラティスベーシック/ 全米アライアンスRYT200/ アチュータゴッドラ・ゴーディヤヴァイシュナヴァ パランパラー

ヨーガを学び指導し始め16年、yoga ziyuuを自身で立ち上げ6年継続後、一旦休止。Yoga Premaとして活動を再開。

現在は東京、宮城、他県にて経典はもちろん、経典の教えがアーサナの中にあることも伝えアーサナのクラスも行い、ヨーガの真理を伝えることに従事、尽力している。