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bhagavad gita 1章 39節40節

初めの祈り

om namo bhagavate vasudevaya

(ヴァスデーヴァの息子、ヴァーステヴァ、ヴァガーヴァーンに心から敬意を表する)


【1-39】

kula-ksaye pranasyanti kula-dharumah sanatanah

dharme naste kulam krtsnam adharmo 'bhibhavaty uta

(一つの王朝が滅亡すると、家系に脈々と受け継がれてきた宗教伝統が失われて、残された家族は、無信仰者になってしまいます)

【1-40】

adharmabhibhvad krsna pradusyanti kula-striyah

strisu dustasu varsneya jayate varna-sankara

(クリシュナよ、ヴリシュ二の子孫よ。家庭が無宗教になれば、婦人たちは堕落し不貞節となり、その結果、望ましくない人口(ヴァルナ サンカラ)をもたらすでしょう)

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アルジュナはこの戦いの結果を悲惨なものと勝手に決めつけ、どんどん未来のことを心配し始める。

私達の手の中には与えられていない【時】である未来、、それをアルジュナはマーヤー(物質エネルギー)に覆われ忘れてしまった。

生命体は時がくれば肉体を離れ、死と言われるものがやってくる。それとともに終わるものに執着せず、何故それらがあるのか、そして肉体を離れた後も残るもの(真理)は一体何なのか知り、肉体を離れる時にはその真理の元、完全な幸せへ向かう。

その場所を精神界と言い、そこへ向かう為の方法がヨーガである。 その修練が、自己の幽体と呼ばれるチッタ(心/知性/エゴ)を綺麗にし、この世界で起こる各生命体の問題を根本から取り除いてくれる。

ヨーガとは自己のこの世界で起こる問題を解決する為には無い。それは結果として付いてくるものであり、生命体が究極的な幸せへ戻る方法がヨーガ。

だからヨーガの学びは完全に純粋であり、二元相対に汚染されていない。

ヴリンダーヴァン夕陽

そのチッタを綺麗にする方法のひとつにヴァルナアーシュラマという社会的区分宗教的生活区分があり、これは今のカースト制度とは全く違う。

この制度は生命体の精神性を保ち、更に上げていく為だけに、幸せへ向かう方法の為に用意されたものである。

もし、この戦いで多くの人が死に、王朝がなくなったとしたら、、そのヴァルナアーシュラマという制度が保てなくなり、その制度の意味を知る人が居なくなり、崩壊、、生命体は皆幸せの道を失い、露頭に迷ってしまう。

とアルジュナは心配している。

この制度は生命体の量を適切に保つためにも用意されている。人口が爆発的に増え過ぎれば、この世界は様々な問題が起こる、、

ヴェーダは不要(無知/不幸)な生命体を生まない制度をつくっている。それがこのヴァルナアーシュラマだ。

生命体が皆、何の為に生まれたのか、様々な苦楽があるのか、この家庭でこの仕事を選んだのか、、という真理を知っていれば、世界の秩序は自動的に保たれる。 それは二元相対レベルでの問題をゆうに超えて生活できるということ。

世界レベルも、国レベルも、家族レベルも平和というのは各生命体の質自体であり、質とは、精神エネルギー(性)が高いか、物質エネルギー(性)が高いかということ。

前者が多ければ平和は保たれやすく、後者が多ければ感覚満足に走るので平和は遠のき苦しみが多い。

ヴァルナーシュラマ制度は前者のみを生むシステムなのだ。それは女性がその制度の基、生むことが大切であり、このヴァルナアーシュラマ制度を知っている男性に守られていなければ無理ということ。

戦いとうのは男性が全うすべきもの。一家の主人である男性がこの戦いで死んでしまったら、残された女性を守る者が居なくなり、望まれない(無知)子供がどんどん増え、世界は苦しみに変わってしまう、、とアルジュナは勝手に未来を想像している。

意識を何故今におかなければならないのか、、未来や過去のことに私達はいつでも執着(エゴ)を持ち込むからだ。

自己の質がいつまでたっても上がらない。そして時に縛られ、無知へ堕ちていく、、時を支配している人は一体誰だったか。私達も頼る相手を間違えると、このように自分で自分を不幸にしてしまう。

アルジュナは頼る相手を完全に間違ってしまっているということ。 クそしてリシュナとアルジュナは私達に真実の目を与えてくれている。。

ナーマサンキールタン

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この内容全てジャヤーナンダ師より与えられた経典の叡智から得たものです。 師の本には更に多くの教えがあり、それを学ぶことができます。

バクティヨーガ叡智が凝縮されたジャヤーナンダ・ダーサー師 解説本

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ヨガインストラクター:
Prema Yogini d.d(プレーマ・ヨギーニー)

心の健康=幸せとは何なのかを求めヨガに出逢う。

ヨーガが現代に必要な教えを与えている事に気付き学び始める。

ジャヤーナンダ師を師事。

現在もその師の元バクティヨーガの純粋な教えを学んでいる。

バクティヨーガは完全な幸せを知る唯一の方法であり、それはセンチメンタルではなく、完全な科学です。

この世界の科学は便利さという幸せに近いことは追求できますが、本当の幸せを追求することとはまた違います。

バクティヨーガとはこの世界や宇宙がどのように構成、運営されているのか、生命体はどのような構成なのか、それを全て説いた上で、幸せとはなんなのかを私たちに寄り添うよう伝えてくれています。

完全な幸せは優しさや愛情という形でどの生命体(魂)の中にも存在し、それで満たされた本来の姿を知り、味わってもらえたら、、とバクティヨーガの叡智を伝えたく、このYoga Premaを立ち上げる。現在は東京都墨田区押上、宮城県涌谷町/仙台にてヨーガを伝えている。

資格

ギーター・プラチャーリカ/ シュリーマド・バーガヴァタム/ インド政府公認ヨガ資格/ ホットヨガ指導資格/ FTPマットピラティスベーシック/ 全米アライアンスRYT200/ アチュータゴッドラ・ゴーディヤヴァイシュナヴァ パランパラー

ヨーガを学び指導し始め16年、yoga ziyuuを自身で立ち上げ6年継続後、一旦休止。Yoga Premaとして活動を再開。

現在は東京、宮城、他県にて経典はもちろん、経典の教えがアーサナの中にあることも伝えアーサナのクラスも行い、ヨーガの真理を伝えることに従事、尽力している。