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ヨギーと妊娠 ① / staff blog

6月7日に双子を生んで、お子・母共に2歳になりました。

妊娠出産のことは、いつか自分の為の備忘録も含め残しておきたいなと思っていて、2歳になるこのタイミングに書き始めようと今回ブログに書かせていただくことにします。

私にとって妊娠出産の経験はありえないことの連続で、《慈悲》というもがどういう心境の時に本当にやってくるのか、それを体感する本当にミラクルな期間でした。

まず、ヨーガの繋がりの人は、大体の人が、私が結婚していることに驚く、、というwwそんな私が妊娠した訳で、それは自分も含め、驚きです。

結婚して7年目にそのタイミングがやってきました。本当にそれは自然な形で与えられたのだろうと、色々あったプロセスも、今なら本当にそう思えます。だからといって、自然妊娠かと言われたら、そうではなくて。。

私達夫婦は結構レアな不妊の原因で、方法が顕微授精しか無いと言われた!なので選択の余地なくそれに従うしかありませんでした。

ここまで来るのに、随分葛藤もあり、そもそも、不妊治療してまで子供が欲しいと思ったことは一度も無いので、それでも欲しいと言われて理解不能の期間が長く続いていました。

冷たく聞こえるかもしれませんが、不妊治療も、妊娠出産に関しても、身体に関して言えば、どうしたって女性の負担100%だと思っていたからです。これは経験してもやっぱりそう感じざるを得ない部分でもあります。

例えていうなら自分が病気になった時と似ていて、どうしたって自分しかその痛みや辛さは感じることができません。

周りだって何もできずに辛いのよ、、と、それは百も承知でその想いには救われます。しかし、本当の意味で全てを共有し、理解することは不可能なので、最後は本人のみが向き合う(経験する)しかありません。

だからこそ、本当に頼れる自己の中の内なる存在が必要で、それは自己に起こるあらゆる現象を信じ抜く信念と愛が待てるように。

そんな自己のエゴの思いでいた訳で、子供に関しては納得いかない期間が長かったのです。

その状況が一変したのは突然でした。ヨーガでは必ず精神の師のもとで学びます。精神の師は経典だけではなく、悩みや迷いも聞きいてくれ、道を示してくれます。

日本の師には何度も《旦那さんの意向に従いなさい》と言われていて、インドの聖者にも《旦那さんの望みを叶えなさい》と言われていました。それでも私は、心の中ではイエスと言い切れず、どこかヨーガの学びを優先していました。

愛のプラサーダム

この時のメンタリティーは、ヨーガの学びをしていればいい方向に向かう、、という思いが先行していました。しかし、それは純粋なものでは無かったと、今の自分の学び、ヨーガの仕事、、

今までやっていることは全てできなくなる、、という与えられている現象の中に神聖さでは無く、自分が良いようにしたい、というエゴが基盤となっていたと今ならよく分かります。

《家族を喜ばせないでどうやって他人を喜ばすことができるか?》

これは師の言葉であり、何度も教えられていた言葉です。私は、この理解をただ、本当に頭の知識だけで理解していて、本当に大切な、神聖さのもとに与えられている【愛の繋がり】であることを理解していませんでした。

愛の繋がりが神聖であり、それがまずは肉体次元(血縁)の家族ということを味わうからこそ、他者に対して同じようにその繋がりをみることができる。

そして、その繋がりは、自分の全てを差し出す心境になった時に可能になる、、。旦那さんの意向に従うという、口先だけの偽善はある日突然、心(ハート)の中に《ああ、もう彼が満足いくまでやらせよう》と、明かされたのです。

そしてそれを師に伝えたら《そうしなさい、それが良い》と言葉を貰い、その瞬間、あらゆる力が抜けて、一瞬で葛藤が消え心が晴れやかに、穏やかになったのを覚えています。

経典、バガヴァッド・ギーターに知識はハートに全て明かされる、、と教えがあります。

その教えは完全な知識で、あらゆる自己の欲を一切消してくれるものなのだ、と、それが本当の知識(フィーリング)なのだとその時理解したのです。

結婚して7年経って、《妊娠に関してはこの人の意向に全部尽くそう》そう初めて心底想ったのです。それは誓いでもあったと思います。

ヨーガの学びは知識を最後には手放すこと、と教えがあります。

ヨーガに限らす、私達はどこか限定的に考えがちな部分があります。それは自己満足を求めてのことですが、例えば、ヨーガを伝えるのはクラスを開催しなくては駄目だ、先生の資格を取らなければ駄目だ、、とか。。

今思えば、私も知識を学びたいという自己満足を求めていて、自分のやりたいように、自分の理想の状態を手放したくないという、ちっぽけな基盤の元にヨーガへの愛を育もうとしていたと、そこから抜け出す慈悲を流してくれたのだと、そう思います。

《家族の関係性に神聖さを見出さなければ愛を知ることは無い》ある先生が教えてくれた言葉で、この経験を経て、ようやくその意味が腹落ちする段階で理解できたのです。

家族というシステムを知ること。それは人に生まれた幸運とその愛を知ること。

そんな訳で、本格的な不妊治療が幕を開けるのでした。。

続く。。

双子


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ヨガインストラクター:
Prema Yogini d.d(プレーマ・ヨギーニー)

心の健康=幸せとは何なのかを求めヨガに出逢う。

ヨーガが現代に必要な教えを与えている事に気付き学び始める。

ジャヤーナンダ師を師事。

現在もその師の元バクティヨーガの純粋な教えを学んでいる。

バクティヨーガは完全な幸せを知る唯一の方法であり、それはセンチメンタルではなく、完全な科学です。

この世界の科学は便利さという幸せに近いことは追求できますが、本当の幸せを追求することとはまた違います。

バクティヨーガとはこの世界や宇宙がどのように構成、運営されているのか、生命体はどのような構成なのか、それを全て説いた上で、幸せとはなんなのかを私たちに寄り添うよう伝えてくれています。

完全な幸せは優しさや愛情という形でどの生命体(魂)の中にも存在し、それで満たされた本来の姿を知り、味わってもらえたら、、とバクティヨーガの叡智を伝えたく、このYoga Premaを立ち上げる。現在は東京都墨田区押上、宮城県涌谷町/仙台にてヨーガを伝えている。

資格

ギーター・プラチャーリカ/ シュリーマド・バーガヴァタム/ インド政府公認ヨガ資格/ ホットヨガ指導資格/ FTPマットピラティスベーシック/ 全米アライアンスRYT200/ アチュータゴッドラ・ゴーディヤヴァイシュナヴァ パランパラー

ヨーガを学び指導し始め16年、yoga ziyuuを自身で立ち上げ6年継続後、一旦休止。Yoga Premaとして活動を再開。

現在は東京、宮城、他県にて経典はもちろん、経典の教えがアーサナの中にあることも伝えアーサナのクラスも行い、ヨーガの真理を伝えることに従事、尽力している。