はしがき-3

その精神を満たしてくれるもの、、、

それが「バガヴァーン、クリシュナの話を聞く」ということが経典に書かれている。

B.G(バガヴァッド・ギーター)10章-9節

mac-citaa mad-gata-prana bodhayantah parasparam

kathayantas ca man nityam tusyanti ca ramanti ca

【彼らは私の想いに常に没頭し、生活のすべてを私の奉仕に捧げている。常に私のこと(御名・姿・質・嬉戯(行動))について語り合い、啓発し合うことに無上の満足と至福を味わう】

この世界のものでは完全な幸せを味わうことは無いということも、間接的に伝えてくれている。それは、この世界で味わう幸せと思うものは一時的だよと教えてくれている。

この世界は全て一時的(アサット)だと言われている。確かに存在はするが、全て一時的(いつか終わる)と。

だけど、じゃぁ何故この世界があるの？何故皆生まれているの？という答えが、精神を満たすことによって少しずつ分かってくる。

精神とは魂の知識。

そして魂を満たす学びで得られる幸せは一時的では無く永遠に続く。

B.G(バガヴァッド・ギーター)2章-16節

nasato vidyate bhavo nabhavo vidyate satah

ubhayor api drsto 'nas tv anayos tattva-darsibhih

【物質と魂の性質を学んで、真理を知見した人々は、肉体(非実在)は一時的に現象しても持続せず、魂(実在)は永遠に存在することを知る】

そして、この精神を満たす(魂の智)方法はバガヴァーン、クリシュナのことを知ること、即ち【バガヴァッド・ギーターを聞く】こと。それは精神の師(グル)から聞くことによって、魂を覆っている心の汚れ(チッタ)を綺麗にしてくれる。

ここで重要なことは【精神の師(グル)】から聞くことだ。グルはヨーガを学ぶ上で全てであり、そしてグルが居なければヨーガはゴール(永遠の幸せ/プレーマ)に辿り着けない。

子供に親、もしくは導く人が居なければ、この世界で生きていくことは心の部分も含め、困難になる。それと同じように、導きが無ければヨーガの恩恵を味わうことが難しい。

ヨーガの経典は一貫して師であるグルの重要性を述べている。

これからお伝えするギーターは、グルの恩恵(慈悲)を受け、師が伝えてくれたままででき得る限り伝えていきたい。

この学びがひとりでも多くの、無知という暗闇を取り除き、本当に満たされる【神の詩】と呼ばれる精神の学び、真の喜びというヨーガの味わいを受け取ってもらえたら幸いである。

Hare Krishna Hare Krishna

(ハレークリシュナ ハレークリシュナ)

Krishna Krishna Hare Hare

(クリシュナ クリシュナ ハレーハレー)

Hare Rama Hare Rama

(ハレーラーマ ハレーラーマ )

Rama Rama Hare Hare

(ラーマ ラーマ ハレー ハレー)

7月よりこのバガヴァッド・ギーターを藝ヨーガセンターにて9ヵ月かけてじっくり学ぶ講座が始まります。ご興味ある方は是非。。詳細→https://www.uel.tokyo/vedic-astrogy50

次回、バカヴァド・ギーター概要へつづく

前話バガヴァッド・ギーターはしがき-2こちら

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この内容全てジャヤーナンダ師より与えられた経典の叡智から得たものです。 師の本には更に多くの教えがあり、それを学ぶことができます。

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