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bhagavad gita 1章 23節24節

バガヴァッド・ギーター1章 23節24節

初めの祈り

om namo bhagavate vasudevaya

(ヴァスデーヴァの息子、ヴァーステヴァ、ヴァガーヴァーンに心から敬意を表する)


【1-23】

yotsyamanan avekse 'ham ya ete 'tra samagatah

dhartarastrasya durbuddher yuddhe priya-cikirsavah

(また、ドリタラーシュトラ王の邪悪な心を持つ息子達の味方をして戦う為、ここに集まって来た人々を見せて下さい)

【1-24】

sanjaya uvaca-

evam ukto hrsikeso gudakesena bharata

senayor ubayor madhye sthapayitva rathottamam

(サンジャヤ言う。バーラタ王の末裔の王よ。このアルジュナに頼まれたクリシュナは、それは見事な戦車を両軍の中央に引き出しました)

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ドゥリョーダナがパンダヴァ兄弟にしてきた非人道的な行いを知っても尚、それを黙認している者がドリタラーシュトラ王の味方をしている。

それを目の当たりにして、今更和平など無理なことは承知であるが、どうしてもアルジュナは戦う皆を見たかった。

見ても解決出来ないのだけど、どうしても見たい。私達生命体にもよくあること。

どうしても自分で確認(満足)したい。それで何かが変わることは無い。一瞬(感覚/主人と思う)満足がやってくるが、すぐ後にはまた問題と思えることがやってくる。この繰り返しの海が物質界であり、その物質界の海の中に溺れている限り、苦しみは無くならない。

アルジュナと私達生命体の違いは確固たる信じるものが【ある】か【ない】かの違い。

私達は中間エネルギー(タタスタシャクティー)であり、物質的エネルギーと精神的エネルギーを選択出来る。

言い方を変えると、物質的エネルギーを選択するのであれば、精神的エネルギーを忘れてしまう。逆に、精神的エネルギーを選択するのであれば物質的エネルギーに影響されない(忘れる)。

ここで、信じるものが無いと、私達は物質的エネルギーを選択し続けてしまう。感覚(物質エネルギー)満足はとても心地が良い(自分が主人と思わせてくれる)からだ。

だから生命体はカルマという【ヤギャ】も与えられている。それは今世自己がやるべきこと。それがあるから、精神性を忘れずに生きることができる。

例えば、今世仕事が大好きだとして、その仕事(カルマ)に支障が出るような行為はきっと自制する。この自制が、ある種の信念に変わっていく。自制は自分の感覚満足の放棄を促す。だからその行為は少しずつ精神性を高めてくれる。

物質的エネルギーを放棄すれば、精神性が高まるということ。それは日常のほんの些細なことの中にごまんと見出すことができる。ヨーガの修練とは日常であることをも伝えてくれている。

ヤムナー

そしてクリシュナはアルジュナの願い通り、両軍の前に戦車を動かした。

この説でクリシュナはグダーケーシャと呼ばれている。グダーケーシャとは【眠りを征服した者】という意味。眠り(暗闇)=無知である。無知は精神性が開いていないこと=精神性が眠っているということ。

クリシュナがいるところに、精神性が無くなることも、眠ることも無いことを伝えてくれている。それは生命体が信じるものはクリシュナだよと伝えてくれている。

すぐには信じることが難しいかも知れ無い。 だからクリシュナは各々がそこに向かえるように、日常に疑問という慈悲をちりばめてくれている。

何故全てが自己の思うようになることは無いのか。何故死ぬのか。何故生まれるのか。何故皆性格が違うのか。何故この身体でこの名前なのか。何故苦しみや悲しみがあるのか。何故幸福を求めるのか、、、。

それの疑問の答えを求めるので有ればいずれギーターに辿り着き、クリシュナに、そしてその先の究極的な真理に辿り着く。

そして幸運にもクリシュナをすぐに信じることができるのであれば、フリシーケーシャ(感覚の主人)はその人の信念の度合いに応じて全てを手助けし始める。もちろん、速やかに感覚を綺麗にし、精神性の眠りや無知を消すことも、だ。

アルジュナの願いをクリシュナが聞き入れたのは、アルジュナがクリシュナを確固たる信念でハートの中に置いているから。フリシーケーシャはその信念の愛を受け取り交換(戦車を動かす)しているだけ。

物質的な目にはそれは、ただ願いが叶ったかのようにしか見えない。それが愛の交換であると味わう為にはバクティの知識(精神性)が必要であり、その精神性という真理(幸せ)を与えてくれているのがギーターである。

何を信じるか、、【信念】の重要性を思い出す必要が私達にはあること、、便利の中に埋もれている信念を探すタイミングをギーターは与えてくれている。。

ヴリンダーヴァン精神界

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この内容全てジャヤーナンダ師より与えられた経典の叡智から得たものです。 師の本には更に多くの教えがあり、それを学ぶことができます。

バクティヨーガ叡智が凝縮されたジャヤーナンダ・ダーサー師 解説本

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ヨガインストラクター:
Prema Yogini d.d(プレーマ・ヨギーニー)

心の健康=幸せとは何なのかを求めヨガに出逢う。

ヨーガが現代に必要な教えを与えている事に気付き学び始める。

ジャヤーナンダ師を師事。

現在もその師の元バクティヨーガの純粋な教えを学んでいる。

バクティヨーガは完全な幸せを知る唯一の方法であり、それはセンチメンタルではなく、完全な科学です。

この世界の科学は便利さという幸せに近いことは追求できますが、本当の幸せを追求することとはまた違います。

バクティヨーガとはこの世界や宇宙がどのように構成、運営されているのか、生命体はどのような構成なのか、それを全て説いた上で、幸せとはなんなのかを私たちに寄り添うよう伝えてくれています。

完全な幸せは優しさや愛情という形でどの生命体(魂)の中にも存在し、それで満たされた本来の姿を知り、味わってもらえたら、、とバクティヨーガの叡智を伝えたく、このYoga Premaを立ち上げる。現在は東京都墨田区押上、宮城県涌谷町/仙台にてヨーガを伝えている。

資格

ギーター・プラチャーリカ/ シュリーマド・バーガヴァタム/ インド政府公認ヨガ資格/ ホットヨガ指導資格/ FTPマットピラティスベーシック/ 全米アライアンスRYT200/ アチュータゴッドラ・ゴーディヤヴァイシュナヴァ パランパラー

ヨーガを学び指導し始め16年、yoga ziyuuを自身で立ち上げ6年継続後、一旦休止。Yoga Premaとして活動を再開。

現在は東京、宮城、他県にて経典はもちろん、経典の教えがアーサナの中にあることも伝えアーサナのクラスも行い、ヨーガの真理を伝えることに従事、尽力している。