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bhagavad gita 2章 34節

バガヴァッド・ギーター2章34節

初めの祈り

om namo bhagavate vasudevaya

(ヴァスデーヴァの息子、ヴァーステヴァ、バガーヴァーンに心から敬意を表する)


【2-34】

akirtim capi bhutani kathayisyanti te vyayam

sambhavitasya cakirtir maranad atiricyate

(後世までも人々は、常に、君の汚名を語り続けることだろう。名誉ある者にとってこの屈辱は、死よりも耐え難いこと)

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聖典、ヴァーガヴァタムにこのように書いてある。

物質的な【富・美・力・名声】の中で一番優れているものは名声である、と。

それは本人が死んでも、名声だけは後世まで長く語り継がれる可能性が高いからである。肉体が無くなっても名誉・不名誉は残るということ。それは本人が死んでしまっても、家族・親族に影響する。

生命体は決してひとりでは生きていけない。それは見方を変えれば、ひとりの状況をつくってしまったら生きることが困難になるよ、生きることが困難ということは、そこに喜びを見出すことが難しいということ。喜びを見出せないのだとしたら、幸せを感じることは無い。

この世界は必ず繋がらないと幸福はやってこない。便利な世界はひとりを心地良いと錯覚させてしまう。だけど、それは幸福とは真逆の方向を向いている。

ヴェーダは人類と宇宙の取り扱い説明書である。その取扱説明書はどうしたら幸せになるか、が書かれている。そしてそのヴェーダはヨーガを勧めている。ヨーガの意味は【繋がる】である。

幸せとは繋がり(ヨーガ)によってのみ味わえる。それがヴェーダの結論に書かれている。だからこの時代のユガ・ダルマ(今の時代のやるべき義務)は【ナーマ・サンキールタン】である。皆でマントラ(御名)をうたうこと。

繋がりが良いものだと、周りのあらゆるものにその恩恵が流れる。悪いものであればその影響を受ける。最も最高の繋がりは、クリシュナとの繋がりである。

シッダ

何故他人を苦しめて(迷惑をかけて)はいけないか、、それは、人としての名誉を失い、繋がりが無くなってしまうからである。生命体の役割は他の生命体への福利厚生である。それは言葉を変えれば、繋がりを生み出す方法である。

名誉は本人が死んだ後まで影響を及ぼす。それは自分が死んで居なくても尚、その汚名によって自分はもちろん、その子孫や親族さえも肩身の狭い思いをする。

その名誉は義務をどのように全うするかにかかっている。ここでクリシュナは、アルジュナに義務を全うせよ、と友情を示している。本当の友とは、真に良いことを教え、正してくれる。それが友に対する愛である。クリシュナはヴェーダそのもので、そのクリシュナが友としてアルジュナにそう伝えているのだ。

クシャトリヤの義務を遂行無しに、何の幸福も無い、と。

義務の神聖さがここに垣間見える。私達、ひとりひとりの役割は何をとっても神聖である。それが真の幸福である、魂が喜ぶ繋がりに繋がっているのだから。

クリシュナのアルジュナに対する、言葉や行動の背後には愛があることを忘れてはならない。その愛を感じた時、このギーターがいかに甘露に満ちているか、が味わえる。

sweet home

次節【 2章35節へ続く】

前節 bhagavad gita バガヴァッド・ギーター2章33節


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ヨガインストラクター:
Prema Yogini d.d(プレーマ・ヨギーニー)

心の健康=幸せとは何なのかを求めヨガに出逢う。

ヨーガが現代に必要な教えを与えている事に気付き学び始める。

ジャヤーナンダ師を師事。

現在もその師の元バクティヨーガの純粋な教えを学んでいる。

バクティヨーガは完全な幸せを知る唯一の方法であり、それはセンチメンタルではなく、完全な科学です。

この世界の科学は便利さという幸せに近いことは追求できますが、本当の幸せを追求することとはまた違います。

バクティヨーガとはこの世界や宇宙がどのように構成、運営されているのか、生命体はどのような構成なのか、それを全て説いた上で、幸せとはなんなのかを私たちに寄り添うよう伝えてくれています。

完全な幸せは優しさや愛情という形でどの生命体(魂)の中にも存在し、それで満たされた本来の姿を知り、味わってもらえたら、、とバクティヨーガの叡智を伝えたく、このYoga Premaを立ち上げる。現在は東京都墨田区押上、宮城県涌谷町/仙台にてヨーガを伝えている。

資格

ギーター・プラチャーリカ/ シュリーマド・バーガヴァタム/ インド政府公認ヨガ資格/ ホットヨガ指導資格/ FTPマットピラティスベーシック/ 全米アライアンスRYT200/ アチュータゴッドラ・ゴーディヤヴァイシュナヴァ パランパラー

ヨーガを学び指導し始め16年、yoga ziyuuを自身で立ち上げ6年継続後、一旦休止。Yoga Premaとして活動を再開。

現在は東京、宮城、他県にて経典はもちろん、経典の教えがアーサナの中にあることも伝えアーサナのクラスも行い、ヨーガの真理を伝えることに従事、尽力している。